公務員1年目の私の仕事 実際の業務内容と公務員の試験内容は直結しているの?

今回は私の公務員生活1年目の仕事を具体的に述べて、

果たして公務員試験が仕事に直結していたのかみたいと思います。

結論としては、直結していると私は感じています^^




長いですけど、最後まで読んでいただけますと幸いです^^

県庁1年目

私は行政職で入庁しました。

希望も何もしていない土木関係の所属で住んだことのない市町村に転勤しました。

初めて住む場所、初めての仕事で緊張しまくりでした。

初日は辞令交付式を終えたら即そこから各自自力で職場へ移動して

これと言った挨拶もなしに必要書類の記載をさせられました。

そしてパソコンを起動してメールを確認したら

大量のメールが。やることがたくさん・・・。

色んな人からは、あれやってこれやっといて

えええええ????

なになに?なんもわからないけどわからないと言えない雰囲気。

私って何する人なの?何も教わってないよ?という感じでした。

これが4月1日。仕事やべえ。これが初めての仕事の感想。

ちなみに

庶務、給与、予算管理・執行(50種類ほどの予算の種類が)、

臨時職員の任用関係、伏せますが、道路関係の許認可事務、

出張費の処理、共済関係の処理などでした。

(他には親睦会の幹事もやらせられていました)

一様指導担当者がいましたが、その方も異動してはじめてのところで

てんやわんやで、色々聞いて仕事が始められるのが夜の7時程から

それまではひたすら仕事がたまるばかり。

わからないことをとりあえず調べてやってみますというものの

できるわけないんですよ。

なので、1年目はいつも帰るのは夜明け前でした。

余談ですが、どうしてこのようなことになったのかというと、他の上司の指導力や管理能力が

なかったのです。別な上司でその筋に詳しい方がいたのですが、自分の仕事が増えるのが

いやだから指導担当は新しくきた人にやらせろというようにしていたようです。

なので、指導担当と私はボロボロになって耐えていました。

その指導担当は素晴らしい方(女性)で公務員とは、県職員とは、あなたは出世するよ、

とか自分よりもはるかに多い業務を同じく朝方、土日も出勤してやりながらも

指導してくださいました。

面接の際に君はストレス耐性はどうなの?強いと言えるエピソードってあるの?

と言われて回答しました。

それが、こういうことかと笑

半端じゃないストレスでした。

仕事を頼まれても、できない、たまる。

電話が外から来る、わからない、周りはなかなか教えてくれない。

気が狂いそうになりながらも、どうにか無理やり教えてもらったり

自分で同期に内線で電話をかけたり、メールをしたりして業務をこなそうと

頑張りました。

そもそもその所属は欠員が2名おり、その分仕事が多かったです。

さらに、私のような事務職は数名であとは土木の技術専門の方でした。

なので結構乱暴な指導を受けたのを覚えています笑

1年は色んな出来事があるのでとにかく1年目はずっとわけがわからず、過去の書類を

みつつ、指導担当と相談しながらなんとかこなしました。

あんまりこういうことはないと思いますので、みなさんは安心してください。

具体的に仕事の話を。

庶務関係というのは所内の通勤調査、扶養関係の調査、室内の管理、

物品の購入、ようは内部の雑用全部です。

朝は早くから行って机を拭いておき、おる遅くまで電気をつけて仕事をしているので

照明に蜘蛛の巣がたまります。それも背が小さいのですが、なんとか払ってから

仕事を始めました。

予算の管理・執行

は土木ですと道路の補修工事や道路を新たに作ったり

草刈りをしたり、除雪をしたりしたとこのお金の管理・支払い処理です。

これは、会計規則に則って行います。

この規則に則らないと、毎年監査があるので指摘されて顛末文書を書かせられたり

減給になったりと大変なことになります。

臨時職員の任用関係

について、給料の支払い、任用試験、保険関係の処理

任用に関係するすべてです。20名ほどいたのでとにかく管理が大変でした。

突然辞められたりするとすぐに採用しろとなぜか私が怒鳴られたり

理不尽なこともたくさんありましたな〜笑

許認可事務

ですが、

基本的に道路や川などの使用は原則禁止です。

電柱とか、電線、バス停など様々ありますが道路上にありますよね?

実はあれ全部きちんとその自治体から許可を受けているのです。

(県道なら県、町道なら町など、ただし3桁国道は県が管理していたはずですね

例えば国道100号線は国ではなく県が管理・・・なんでやってねw)

その審査・指導・許可・違反指導・などを行っていました。

これは道路法や道路交通法などいろいろな法律とも絡めて調べて許可を

行う必要がありました。

これが一番使いましたね〜

ひっきりなしに申請に来るお客さんや電話日中はとにかく

来客でした。

ようやく夜の6時くらいから厳密な審査、処理にいけました。

実質事務はそこから始まりました・・・

他にも、道路や河川のパトロールにも行ったり、

災害時には徹夜で情報収集、被害状況の調査、他市町村との連携

倒木を避けるなど。

多岐に渡りました。

今でもここには戻りたくないなーとは思いつつも、

直接住民の方に役立ついい職場だったと思います。

災害時に対応できる仕事なんてなかなかないですし、

緊急時に役に立てるのは光栄なことだと思って、何度も徹夜を乗り越えました。

あ、翌日はそのまま仕事です・・・完徹で。

さて、このような業務から試験との関連性についてまとめてみます。

1次試験について

・色んな法律・条例・規則は毎日必ず読む必要があります。公務員の仕事は法に則ったものがすべてです。

なので、今、憲法・民法はその練習と思ってください。超直結しています。

県営住宅の管理もしましたが、民法・行政法あたりもバリバリ使いましたよ。役に立たない科目ってほとんどないのだと思います。その練習と思って勉強してください。ちょっと意識変わりました?^^

・長時間の勉強も役に立ったと思います。その、根性や気持ち的なことは長時間労働するには鍛えられたと思っています。

・教養試験の科目についても、幅広知識を持っている方が何をするにも有利です。

住民の方と何気ない会話をする際にも、歴史好きな方、天候に関することが好きな方など色々いらっしゃいます。そのような方と、うまく会話ができるとお互いの仕事もスムーズに進みます。

2次試験(面接)について

・ストレス耐性があるかの意味はこういうことかと。多忙で、クレームもあって・・・ということを耐えれるかということですね。

・趣味がある人は採用したくなります。なぜなら、ストレスの解消法がある。人との交友をしている。

とにかく、ストレスを溜めにくい人が欲しいのですね笑 だから睡眠が趣味!もありかと思います。

・あとはこれまでに困難を乗り越えてきたエピソードを聞かれていました。

これも仕事上でもうまく大変なことを乗り越えられるのかをみる指標としていたのでしょう。

・責任感の確認や公務員とはどのような存在かも聞かれました。これも直結。

総じて、面接で聞かれることは現場で即使える人材かをみたいのですよ。

いつも言ってることですが、公務員としての資質があるかどうかです。

1次試験も2次試験もとにかく公務員になってもやっていけるのか

ということをみたいのですね。実感として十分私は痛感しています・・・

本当に甘くない職場でした、試験を乗り越えるのが大変なのも頷けますよね。

実際同期の2割ほどは精神的に病んで辞めました。

どこも大変でした。

ちなみにですが、被災地の自治体で人材も相当不足して、業務が増量していることも

ありました。なので、ストレス耐性をアピールするのは重要な得点源になりえますね。

公務員なんて適当に仕事していていいよな〜という言葉を聞いても私は

別になんとも思いません。

住民の方の役に立つ素晴らしい仕事を全力全開でできたことに感謝して生きています^^

ぜひ、今回の内容が受験生の皆さんをもしかしたら怯えさせたかもしれませんが、

若さがあれば乗り切れますし、こんな大変なところばかりではありません。(多分)

さらに、したいことをできるなんてこんなに素晴らしいことはありません。

土木という希望はしていませんでしたが、直接的に役に立てるとても

重要でやりがいのある仕事だと思っていました!

なので、

将来の公務員の皆さんもぜひ、試験は業務に直結しているものなんだ

という意識で対策をしていただければと思います^^

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