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リヒテンシュタインという国
日本ではあまり耳にすることがないリヒテンシュタインという国ですが、スキー競技を見ていると実はリヒテンシュタインの選手が出てきます。
リヒテンシュタインはオーストリアとスイスに挟まれた、日本の小豆島ほどの面積しかないミニ国家です。
日本人観光客も、スイスやオーストリアに行かれる方は大変多いですが、このリヒテンシュタインに行かれた方はたいへん少ないのではないでしょうか?
しかし、真珠にも例えられる美しい自然と現代的な町並みがマッチした大変美しい国なので、訪ねて行く値打ちは非常にあります。
そんなとても小さな国ですが、高性能なカメラやビデオ用高性能レンズなどユニークな精密機械工業が発展していてスイスやオーストリアから
国境を越えて通勤している人が多いです。
また直接税というものが存在しないいわゆるタックス・ヘイヴン国家なので世界中の企業がここにペーパーカンパニーを登録しています。
同じくタックス・ヘイヴンとして知られるルクセンブルクとともに財政面では非常に豊かな国で、一人当たりの国民総生産は世界でもトップクラスに入ります。
たとえば、スイスは日本の2倍ほどの一人当たり国民総生産がありますが、そのさらに1.5倍ほどといえばどれだけ裕福な国であるかが理解できると思います。
首都・ファドゥーツはとても小さな町ですが、その町並みはたいへん清潔でモダンな建物が多く、町じゅうがモダン建築の博物館のようで、
建築物がお好きな方にはとても楽しめるところだと思います。
あまり知られていないのですが、実はリヒテンシュタインを治める公爵であるリヒテンシュタイン家は世界中の美術品を収集することを家訓としていて、
その点数は3万点を超え、英国王室に次ぐ世界最大級のコレクションといわれています。
リヒテンシュタインの通貨・郵便
リヒテンシュタインはスイスと国境を接していて、大変密接な関係を保ってきました。
まさにスイスとは一心同体のような国です。
そのような事情から、リヒテンシュタインはスイスの通貨であるスイスフランをそのまま使用していて、郵便もスイスのPTTが肩代わりしています。
リヒテンシュタインはしかし、国の財源の一つとして、昔から切手の発行に熱心だった国で、美しい印刷技術とデザインでコレクターの間では有名です。
首都ファドゥーツにはそんな興味深い切手を展示した郵便切手博物館がありますので、切手がお好きな方は是非訪れて見られることをお勧めいたします。
近くには現代美術館もあり、公爵家が収集した美術品のコレクションも見ることができます。
リヒテンシュタインへの入国
スイスからもオーストリアからも国境はチェック無しで通過できますから全く問題はありません。
クルマなどでの国境通過の際は、国境検問所で係員にお願いすれば、パスポートにスタンプを押してもらうことが可能です。
「ヨーロッパをみると、英国とノルウェーを除く以下の君主制国家で、国家元首の評判と名誉は法的に特別に保護されています。」
リヒテンシュタインとルクセンブルクは君主制ではなかった……? pic.twitter.com/PHHd7xP033— ラインマイヤー@アイリッシュ連隊🇮🇪 (@Reinmaier) 2018年5月19日