海外旅行ブログ ギリシャ観光 おすすめの食べ物・宿・注意点は?
たくさんの海外の国々に行ったことがありますので、その経験を徒然と書き記したいと思います。
これからシリーズ化してバンバン掲載していきます!
新婚旅行・家族旅行など参考になればと思います!
ギリシャ 旅行
スイスで留学生活を送り、西欧・東欧を中心に世界50ヶ国以上を主に自分でレンタカーを運転して訪れた経験もあります。
中でもギリシャは初めて訪れた外国である旧ソビエト連邦時代のモスクワに続いて2番目に訪れた印象深い国です。
しかもギリシャ人と結婚して現地(アテネとミコノス島)に住んでいる叔母が経営する野外劇場の仕事で半年間滞在したことがある国ですので、観光では訪れることがあまりない地元の生活も織り交ぜて、普通の観光では知ることができない情報について書こうと思います。
ギリシャという国
ギリシャはギリシャ文明以来の長い歴史を持つ国です。
日本とは直接的な利害関係がないばかりか、バルカン半島の小国ギリシャが歴史上苦しめられてきた大国ロシアや米国を、小さな島国でありながら日露戦争においては勝利をおさめ、米国に対しては敗戦ながらもかなりのダメージを与えた国であるということから、日本人は小さいながらも大国に一歩も屈しない民族であるという尊敬の念を抱いています。
戦後の焼け野原の中から立ち直っただけでなく、世界を席巻する高品質・高性能の工業製品を送り出す先進国にまで復興した日本に対し、模範的な国というイメージを持っています。 また、船乗りとして生計を立てている人が多いギリシャ人には、仕事で日本の神戸や横浜などの港町を訪れたことがある人も多く、日本人に大変親切にされた思い出がある人がたくさんいます。 20世紀初頭のギリシャには「日本人を見倣おう」という考えから、「日本党」という政党までが結党された経緯まである大変な親日国です。 ギリシャ人のこの大変親日的な国民性は、ギリシャを観光で訪れるうえで、非常に大きな味方になってくれるでしょう。
日本の先人が築いてくれたこの財産に恥をかかないようにふるまうことは、ギリシャを訪れる日本人観光客にとって何よりも重要なマナーであり、また日本人を尊敬してくれているギリシャの人々に対する感謝でもあります。 この心構えさえ忘れなければ、ギリシャへの旅行は日本人旅行者にとって大変居心地がよく楽しいものになることは間違いありません。
ギリシャおすすめの宿
ギリシャ観光において、もちろん首都アテネや、日本の京都に当たるかつての首都である古都テサロニキなどに点在する古代遺跡は大変素晴らしい荘厳なものです。
私の経験上、とても感銘を受けたのはエーゲ海に浮かぶ島々だと思います。 それらの島々にはそれぞれに固有の習慣・文化・生活があり、それらを見ることはとてもバラエティーに富んだ楽しい体験ができるでしょう。
島々からは他では見られないような紺碧の深いブルーの海に浮かぶ、真っ赤なこれまた非常に印象的な美しさの夕陽を望むことができます。これはギリシャが持つ最も大きな観光財産の一つだと思います。ぜひ、島を訪れて宿泊し夕陽を望んでみましょう。
海辺には必ずオープンカフェやバーが開いていて、そこで地酒のウゾと国民的な食べ物であるフェタチーズとおいしいキュウリがあしらわれたツマミを頂きながら夕日を眺めるひと時は格別な時間になること請け合いです。
そんなエーゲ海の島を満喫できるのがホテル『Markos Beach Hotel』です。
エーゲ海の夕日が一望できるビーチのそばにあります。
インテリアもミコノス島伝統の様式です。
コストパフォーマンスもかなりよく、空港や町中心部も徒歩圏にありとても便利です。
ギリシャの食べ物
ギリシャ旅行で食事をするときの注意点として、やはりツアーバスを相手に営業しているような飲食店での食事はまったくお勧めできません。そのようなお店は、食事を作り置きしている場合が大変多いのです。
ギリシャ料理はオリーブオイルを用いるものが多く、作り立てでないとオリーブオイルがすぐに酸化してしまい、本来は大変風味があって美味しいものでも、作り置きをすることでオリーブオイルの風味が大変悪くなってしまい、しつこい油っこさと鼻につく匂いのものと化してしまうのです。
やはりその都度出来立ての熱々のお料理を出してくれるお店に個人的に飛び込みで入って注文するほうがハズレがありません。
ギリシャの名物料理でナスの薄切りとひき肉をミルフィーユのように重ねてオーブンで焼く一品があります。おそらくツアーバスで行くようなお店では必ず提供されるお料理ですが、これこそ作り立てでないと本来の美味しさは味わえません。ナスとひき肉の絶妙なバランスの美味しい一品ですが、作り置きで出されると、ギリシャ料理全てのイメージが悪いものになってしまうほど風味が劣化してしまいますので、ぜひその都度調理してくださるお店で熱々を召し上がってください。
私がギリシャで頂いた料理で大変感銘を受けたものに、ミコノス島の郊外の村で食べたタコの干物があります。
ギリシャ人は日本人と並んでタコをよく食べる数少ない民族です。
ギリシャのタコの干物は、日本でも兵庫県は明石の魚棚に行くと売られているものにそっくりです。タコに一塩をし、天日で干したものです。
ミコノス島の郊外へは、中心部からレンタカーを借りて訪れるのが便利です。本当に美味しい干物を炭火で軽く焼き、レモン汁とオリーブオイルをかけて出されるのですが、これがシンプルながら大変味わい深い逸品で、魚食いである日本人の口には大変よく合います。地酒のウゾとの相性も大変素晴らしいです。
もう一つ、ギリシャで頂いたもので素晴らしかったのは、オーソドックスと呼ばれるギリシャ正教の祝日にモナスティラキという小さな寺院に村人が集まり、儀式の後に出された山羊肉の塩茹ででした。
山羊を解体しぶつ切りにしたお肉を、香草とともにシンプルにトロトロの柔らかさになるまで茹でた一品なのですが、絶妙な塩味で味付けされてほろほろと崩れるほど柔らかいお肉は、香草を上手に使いまったく臭みもなく、松脂が添加された伝統の白ワイン・レッツィーナと素晴らしくよく合うお料理でした。これほど美味しい肉料理にはその後出逢っていません。今でも夢にまで見る逸品でした。
ギリシャのパン、とりわけミコノス島など島々にはそれぞれ地元密着型の手作りパンのお店がたくさんあります。
その多くは、町なかにありながらも半地下のようなかたちで建物の下に洞窟のように焼き窯を設置して、そこでおじさんが黙々と焼いています。
パンの形はフランスのパン・ド・カンパーニュに似ている外皮は固めで中は少ししっとりとしたいわゆる田舎パンですが、焼き立てはとてもしっかりした味わいでおいしいです。
そのパンに、ギリシャ特産の透明な飴色で風味が濃厚な蜂蜜と、ミルクの風味抜群の良質なバターをたっぷり塗って食べると、もうこれ以上のものはいらない、毎日食べたくなるほどの逸品です。
洞窟のようなパン屋さんを探して入っていくのがちょっとした探検のようでまた楽しいのです。
ギリシャの島々ではたらく三輪車
エーゲ海に浮かぶ島々の道路は大変狭いことが多く、普通車が入りにくい道が多々あります。
そういう場所で便利に使われているのが様々なタイプの三輪小型自動車です。
旧いものもまだまだ活躍していて、ドイツやオーストリア製が多いのですが、すでに廃業したり他社に吸収合併されてしまったメーカーのものも時々まだ見かけます。
旧い変わったクルマがお好きな方にはなかなか興味深いものだと思います。
クルマ好きの私は、それらギリシャの三輪自動車ばかりを集めた写真集を作ろうと思ったほどユニークです。
ギリシャ旅行での注意点
ギリシャは大変親日的な国ですので、日本人がまず大きなトラブルに巻き込まれることはたいへん少ないと思います。
私の経験上もそうでした。しかし、空港の税関員が悪質な場合があり、高価な品物、たとえば一眼レフカメラや海外旅行で用いるポータブルな短波ラジオに難癖をつけて、本来自分が日常的に使っているものであれば関税をかけてくるのは法律に反しているのですが、ギリシャ語が解らないことをいいことに、税金を払わないと帰国時まで没収預かりとなることがあるので要注意です。こればかりは相手の税関員次第ですが、要注意です。
懐かしいです。新婚旅行で行った、エーゲ海クルーズ、ギリシャ、アテナ、エギナ島が記憶に残っています。また行きたいね〜って言いながら、25年の時が経ちました。
コメントありがとうございます。
新婚旅行ですか〜まだいきたいと思える思い出、素晴らしいですね^^