海外旅行シリーズ5 発明科学大国ハンガリーその1 日本との共通点多数!
ハンガリーと言ったらみなさんはどんなイメージがあるでしょうか?
ヨーロッパのアジア人、ハンガリー人
ハンガリーは今でこそヨーロッパに属する国の一つですが、その祖先はヨーロッパとアジアの境界線とされるウラル山脈周辺にいた
マジャール民族(ハンガリー人は自らをマジャールと呼びます)であり、ヨーロッパ系の言語とは系統の違うアジア系言語であるウラル・アルタイ語族に属します。
紀元5世紀ごろからウラル山脈の西側へと移動を始め、現在のカルパチア盆地を征服、今日のスイスやイタリア北部、バルカン半島へも遠征していました。
ハンガリー人と同様、やはりヨーロッパに住みながらウラル・アルタイ語族のアジア系言語を話すフィンランド人は、
私たち日本人と同じくアジア系モンゴロイドの証である蒙古斑が出生時に出現します。
実際、私の経験上、ハンガリー語とフィンランド語には共通点が見られ、けっこう近い人種のようです。
ハンガリー語と日本語には共通点があり、苗字・名前の順で表記します。
マジャール人
発明・科学大国ハンガリー
日本で最も有名なハンガリーの発明品としては、1980年代に世界中で爆発的に流行したあのルービック・キューブがありますね。
それを1978年に発明したのがハンガリー芸術アカデミーの当時34歳だったというエルノー・ルービック教授でした。
ルービック・キューブの組み合わせは億・兆・京を飛び越して4垓(がい)通りもあるそうで、パズルを征服した人もすごいですが、
これを発明した人の頭の中を考えると想像を絶してしまいます。
他にも日本ではあまり知られていませんが、ハンガリー人にはずば抜けて優秀な科学者が本当に多く、欧米で「ハンガリー人は宇宙人か?」という人もいるほどです。
コンピュータというものの基礎を築いた20世紀最高の頭脳といわれるジョン・ノイマン、航空機の分野で活躍したテオドール・フォン・カルマン、
原子炉の設計者ユージン・ウィグナー、水爆の開発者エドワード・テラー、自転車のダイナモやマッチ棒、ボールペンの発明者もハンガリー人で、
偉人・天才には枚挙に暇がありません。
さらに知られていないハンガリー人の偉大な発明品としては、電話の交換機のシステムがあります。
アメリカではじめて電話の実験が行われたとき、受話器に向かって「ハロー!」と言ったのもハンガリー人なのです。
このように、ハンガリーは中欧の小国ながら、科学技術・発明大国なのです。
これは、ハンガリー自体が教育水準の高い国であることもさることながら、語学が堪能でもある国民なので、
アメリカをはじめとする海外の先進国に出て学ぶ人が多いという実情もあります。
動画(発明大国ハンガリー)